湯布院には数多くのこだわり専門店が存在します。なかでも店主が素材からデザインに至るまでこだわりぬいた作品を取り扱うコンセプトショップが多いのが特徴です。
その中から今回は湯布院で昔から藍染の魅力を余すことなく伝えている『藍づくし やす形』さんをご紹介致します。
和の趣の店構えにこの藍染の暖簾(のれん)が目印です。
湯の坪通りの老舗はこだわりの名店が多い
由布院駅から徒歩で10分ほどの湯の坪通りには湯布院の地元民が営む老舗の名店が軒を連ねています。その多くは店主がそれぞれ趣を凝らしたこだわりのお店ばかりです。
『藍づくし やす形』はメイン観光ストリート湯の坪通りに店を構える老舗の名店の1つです。丁度、老舗旅館『玉の湯』へつづくT字路に位置するためスグに分ります。また近所には焼き立てパンで有名な『まきのや』さんやお酒で有名な『はかり屋』さんもあります。
国産の藍に強いこだわりをもつ名店『藍づくし やす形』
『やす形』さんは国産の藍染製品に強いこだわりをもっていて、化学染料を使わない国産の藍染め作品を生産工房・藍染作家と提携して品揃えしている、本当に良いものに出会える数少ないお店です。
本当に良い藍染めというのは、気になりがちな色移りも少なく、年数が経つごとに趣がでてきて身体にも馴染んでくるのだそうです。なので『 やす形』さんで購入したお客様は皆さん愛着をもって長く大事に使っている方が多いとの事。
また、藍染は年齢に関係なくお洒落に使いこなせるのも魅力の1つです。素材も綿や絹、麻など天然素材ばかりで、お肌にも優しく馴染みやすいのも長く愛用できる理由といえます。
熊本・大分地震では建物に被害を受けていましたが無事に再開できたと聞いて早速お邪魔しました。お店の外観も内部も以前の造りを活かしたまま、落ち着きのある素敵空間へと生まれ変わっていました。店内の様子です。
藍染は全て手染めなので1つとして同じ色はありません。それぞれ微妙に藍の色合いが異なるのも堪らない魅力となっています。そしてその色は経年経過とともに変化して行きます。1点物は正にそこに愛着が湧くんです。
ゆったりと出来る店内に思わず長居もめずらしくない
藍染のブラウスやワンピース、羽織りもの、Tシャツ関係、手ぬぐい、ハンカチ、ショール、ストール、暖簾(のれん)、バック、クロス、ランチョンマット、コースター、小物類などの作品が並んでいます。店主と雑談しながら希望のサイズやデザインなどの相談も出来ます。
商品を並べてある棚は昔の古いアンティーク家具だったり竹や流木など和の趣のある作りになっています。店内の商品ディスプレイも素敵です。ずっと居たくなるような心地よさです。
高さのある天上が解放感のある空間を作り出しています。
洋服関係のデザインはどれも体型をカバーして美しいシルエットを生み出すように工夫されたものが多いのが特徴です。私も1着持っていますが、着ると魔法のようにスタイルが良く見えるので重宝していますよ(*^^)
店内から見る湯の坪通りがほっこりレトロな感じ
『藍づくし やす形』さんで藍染作品を選びながら、ふと見た湯の坪通りは昭和レトロな感じでスゴク魅力的に思えました。良い景色を眺めながら最高の逸品に出会えるなんて・・・とても贅沢で幸せです(*^^*)藍染好きな方は、ぜひお立ち寄りくださいね。